六月の日記/メモ

 

2000.06.04(日) 21:56:20
一日規格やデータシートを眺めて過ごす。
ATX, microATX, FlexATX, ATX Riser Card Specification, SFX, ACPI, CNR, AMR, AC97, 810E-GMCH, 810E Chipset Platform Design Guide, SMBus など。

810E Chipset Platform Design Guide の 138ページの 810E Chipset Power Delivery Architectur の図が知りたかった事だ。つまりサスペンド時に電源のファンが止まるのはどういう構成のマシンかってこと。サスペンド時は、+5VSB だけを使って最低限の回路を維持する。そのために切り替え回路を組んで、フルパワーの時は+5Vから、サスペンド時は+5VSBから電源をとるというふうになっている。サスペンド時は電源ユニットから見ると電源オフと同じになっているわけで、とうぜんファンは止まるわけだ。
これができるのは、810Eがそれをサポートしているからだけでなく、PC全体として必要な電源容量がきっちり管理されているからと言える。そうでないPCでもファンを止められるようなOptiocalな規格がATXにあるが、電源ユニットとマザーボードをつなぐコネクタがよけいに必要になるから結局使われていないようだ。
+5VSB だけを使うサスペンドは、ACPI の スリープ状態を表すステートでいうと S3 ということになり、これを Intel では、Suspend to RAM (STR) と呼んでいるらしい。ちなみに S4 は、Suspend to Disk (STD) というらしい。

規格がどうなっているかというのは、どうやらかなり難しい。
サスペンドがどのように実行されるかは、ACPIで規定されるらしい。ACPI 1.0a は、309ページもあるのでまだ全然つかめない。紙に印刷して読まないと。APMでも同様にファンを止める事が出来る気がするが実際出来るかは不明。
電源容量に関しては、なんかいろいろ有る。
ATX Specification Version 2.03 (Dec/1998) では、「別に規定のない限り、+5VSB からとっていいのは、10mA まで。将来的には(電源は)720mAを供給できることを推奨する。」とある。つまりここには720mAという基準だけがあり、「電源を作る時はそれ以上だと将来も安心。PCを設計する時はそれ以下にすれば将来入手が容易。」ということだろう。当然PCを設計するときにはメーカの裁量で+5VSBを決められると。
NLXの電源として使われている、SFX Power Supply Design Guide Version 1.1 (Feb/1998) では、+5VSB を 0.72A としている。
ATX / ATX12V Power Supply Design Guide Version 1.0 (Feb/2000) の 20ページの 3.3.3 +5VSB の項目では、最低 1.0A となっていて、「将来の需要を見越して、2.0Aまでのスケーラブルな設計を推奨。」ともされている。
時間と共にどんどん大きくなっているのが分かる。(ATX 2.01 を入手できなかったのだが、たぶん 1997 だと思う。) 実際電源メーカのサイトで確認すると、1.0A, 1.5A, 或いは 2.0A のラインナップがあった。(現在)
720mAが基準になっていることはいまのところ変わらないらしい。

世の中、複雑になりすぎ。

ATX 2.01 は、ここ。
http://developer.intel.com/design/motherbd/atx.htm
それ以外の ATX , FlexATX , microATX , NLX は、ここ。
http://www.formfactors.org/developer/developer_resources.htm
(2000/07/15 追記)(2001/02/23 更新)

2000.06.05(月) 02:13:08
どういう時かよくわからないが、Windowsのexplorerを使っていてファイルのフルパスをクリップボードにコピーしたい時が時々あるのだが、cliputil を 右クリックメニューの送る(SendTo) に置いとけばいいということに突然気づいた。まとめて選択しても期待通りに動く。一瞬コンソールが出てしまうのさえ気にしなければわりといいのでは。

2000.06.05(月) 09:36:48
ATX Power Supply Design Guide Version 0.9 (Sep/1998) では、+5VSB は、0.72Aだった。これが決め手になってるわけか。ミリアンペア単位でよく細かく管理してるなぁと思ってしまう。素人的にはあんまり気にしないけど、熱設計も同様に細かくやらないといけないから大変だな。

2000.06.07(水) 01:21:29
ぜふぁーに聞いて、lilo は version 21.3 以上で lba32 extensions というのをサポートとていることを知る。SunSITE.sutとかmirror.nucbaにある。これは違う。これを使うと、Linuxの / パーティションをシリンダ1024以上、8.4G以上のディスクで8.4G以上の位置に置くことができる。
liloのコマンドラインに -L を指定するか、lilo.conf に lba32 を指定すること。

SunSITE.sutで見つけづらかったのは、ここからsystem tools を選ぶと変なところにとばされてしまうからだった。

2000.06.07(水) 01:35:52
あと、YAMAHA の YMF7xx チップが ALSAでサポートされたので、これを参考に挑戦せよとのこと。

2000.06.09(金) 14:49:37
メモ

2000.06.10(土) 21:30:19
要らない箱をまとめて捨てた。記念写真

2000.06.17(土) 01:50:26
YMF724搭載カードを買ってきたはいいが、W2Kでデジタル出力がなかなかうまくいかなくて苦しむ。「どうなってるんだ、YAMAHA。ちゃんとしてくれ。」と勝手に憤慨しながら、情報を集めるがあまり要領を得ない。W2K標準のドライバではアナログ出力は機能するが、デジタル出力はうんともすんとも言わなかったし、付属のCD-ROM中のWDMドライバをインストールすると、W2Kがブート時に青画面になったり(セーフモードで対処できたが)、メーカのサイトにいってもW2Kのドライバがなかったりいろいろ苦労してしまった。 結局、XwaveのメーカのLABWAYから、Xwave6000用のドライバを落として入れてみたところちゃんとなるようになった。Xwaveシリーズでは、5000がYMF724で、6000がYMF744のカードだが、Xwave5000のドライバではデジタル出力が有効にならなかったしDS-XGのコントロールパネルも無かったところが、はまりの一因だった。それから、YMF7x4というチップの型番以外に、DS-1というあまに認知されていない商品名?があるのも自分にとって混乱のもとだった。(YMF724がDS-1、YMF744がDS-1S、YMF754がDS-1Eとなっている。) で、実を言うとDS-XGってなんのことなんだろうと思っていたし、ドライバが実は1種類で、INFファイルのレジストリエントリで各社各ボードの機能の違いを吸収しているんだということに思い当たらなかったのだ。
あとで冷静に探してみるとYAMAHAにもWF192XG(YMF724)のドライバがあった。(^^; PC/PCIなんて使う機会はないと思うが、ちゃんと動くものなのかというところに興味がある。YMF754のデータシートを見ると、(744のデータシートだれか持ってないですか。)レジスタを正しく設定しないと割り込みをPC/PCIの方に流さない様なので、専用のイネーブラの様なドライバがないといけないようだ。チップセット側がどう働くのかもよく分からない。

五月の日記/メモ