七月の日記/メモ |
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2000.07.01(土) 23:54:33
Socket7ももうとっくに終わりという昨今だが、MVP3のマザーボードがあるのに、BASE100 で使ったことないなんてつまらないなぁなどと思って、突然 K6-2 500 にしてみようとしたところ、これがずいぶんと面倒な事になってしまった。
BIOS が古くて、K6-3D 400 などと表示してくれるので、メーカからダウンロード。最新のBIOSは2000年4月に更新されていてなかなか感心だったのだが、こいつがサイズが合わないと言って書き換えできない。見てみるとフラッシュROMのサイズが小さいではないか。メーカのページを見るとBIOS 1Mbit flash ROM (ready for 2M-bit) となっている。なんだチップだけ買ってきてこういうふうに交換すればいいのか。
ということで、電源を入れたままの交換に挑む。PLCCなのが少々やっかいだ。家にあったPLCC引き抜き工具は、隣接しているISAソケットや、ジャンパスイッチに接触してなかなか思うようにいかない。それでもなんとか外して、買ってきた2Mのチップをはめようとすると、ありゃ、斜めにはまってしまった。すぐに外そうとするが引き抜き工具がつっかえるのでもたついているとなにやら煙が。やばい・・・。しかし、元のチップでは動いたので、一安心。
チップが壊れたかもしれないが確認できないので、もう一度交換に挑戦。ところが、引き抜き工具でROM抜く時に、パキッといやな音がする。変な方向に力がかかったようで、表面実装のPLCCソケットがかけている。見るとピンの部分にまでかかっていてアウト。なんてこったい、と思いつつもしょうがないから、ソケットの残りの部分をニッパで粉々に砕いて取り除き、半田ごてを使ってピンを一つずつ外す。パターンは無事だったので一安心。しかし確実に傷口が広がっている。(^^;
翌日、チップとPLCCソケットとPLCC引き抜き工具を買ってきて、まだ懲りずに挑戦する。まず、PLCCソケットの半田付け。細かい隙間に半田ごてを慎重に入れてなんとか半田付けする。祈るような気持ちで元のROMを載せて電源を入れると。起動。振り出しに戻る。はぁはぁ。
今度のPLCC引き抜き工具は他の部品にぶつかったりせずうまくはずせる。再び電源をいれたまま交換。成功。書き換えツールで書き換えようとするが、なぜか書き込みが0%のまま進まない。何故?
よくよく観察すると怪しいチップ抵抗(0Ωだけど)があるではないか。テスタで調べるとROMのA17をプルアップしていることが分かる。チップ抵抗の隣にはもう一つランドがあり、それはISAバスのA17とつながっている。そーゆーことかーっ。ってぜんぜん"Ready for" じゃないじゃん。
今度はチップ抵抗の付け替え。ゴマ粒ほどの大きさなので神経を使う。といっても、最終的にA17を接続すれば行けそうだということは分かっているので、そんなに大変なものじゃない。なんとか隣のランドに移し変え成功。
ROMの書き換えの方も今度は安全志向で行こうと、自作のROMライター用にPLCCアダプタを作ってそっちで新しいROMに書き込む。(最初からそうしろ!) それをソケットにはめて、電源オン。起動成功。ふー、やれやれ。
てな事で、大変だった。まぁ、半分わざとはまる様な事をしてるからはまって当然なんだけど。はまった時の方がかえってこのやろうと思っていろいろやってしまえるからおもしろい。(ぉ
ということで、写真
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2000.07.09(日) 10:40:55
一週間前は、GeForce2GTSなビデオカードとMillenniumの2枚でマルチモニタを構成にして、GeForceの方をテレビにつないで快適に使えていたのだが、いつのまにか起動直後しかテレビにまともに映らなくなってしまった。解像度を変えたり色数を変えたりDirectXが全画面モードに移行したりすると出力の周波数が変わりテレビの同期がとれなくなる。で、ほとんど一日いじり回したがもとどおりにならない。起動直後は映るのだから、ハードの故障とはあまり思えないので、例によって腐れドライバなんだろう。コントロールパネルにもともとあったNTSCとかを選択するためのコントロールが現れなくなっている。つーわけで、GeForce2GTSは新しいドライバが出るかWindows2000を再インストールするか液晶モニタでも買うかで状況が変わるまでお蔵入りということで。G400DHに戻した。しかし、OpenGLのアクセラレーションではGeForce2のが優秀みたいだ。
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2000.07.09(日) 23:12:37
WindowsMe Beta 3 を入れてみた。DVD ってWin98のブートディスクとかで普通に読めるもんだと知らなかったのだが、おかげで特に変なことしなくても、DVDから直接setup.exe起動してインストール出来た。確かに起動は速いようだ。BIOSが終わってからログインダイアログが出るまで、11〜12秒。マシン構成は、K6III-400 MVP3 G200 EE100 SB-AWE32 DVD103S 。G200は認識されず、VGA扱いになっている。
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2000.07.10(月) 01:00:25
今更だが、XF86_SVGA って VESA Bios Extension を使うドライバの事じゃないのかな。どうもそうじゃないらしいけど。そういうことならXの気持ち悪かった部分が一部解消する。SVGA って BIOS を含む規格かと思ってたんだが、それも違うらしい。というか違うんだっけか。違うと覚えてた気もする。よく覚えてない。(^^;
VESA のサイトで調べたらVBE等一部はダウンロードできた。
で、うちのXは、3.2 とかなので、やっと 4.0 にする気になってもいいという事だろうか。
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2000.07.11(火) 00:47:28
ほんの1ヶ月程度連続運転しただけなのに、シャットダウンして再起動したら、G100が動かなくなってしまった。バルクだしこんなの修理しようがないもんなぁ。惜しい人を亡くした。どうしましょ。燃えないゴミですか?
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2000.07.15(土) 00:14:19
渋谷のマークシティのあたりをゼファーがうろちょろしているという話を聞きつけて、見学に行く。
第8回 カーネル読書会 というものらしいが、効率の良いリンクが見つけられない。
http://www.best.com/~yoshioka/linux/reading_kernel.txt
http://www.best.com/~yoshioka/linux/linux.html
これくらい? YLUG の ML を基盤とした催しのようなので仕方ないか。
講師?は、高橋浩和さんで、こちらも名前しか分からないが、今回の内容は、
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/da2/h-takaha/internal24/index.html
の「プロセス管理」特に「スケジューリング」と「シグナル」について。
前半に概要を説明し、後半に実際のソースを眺めるというもの。期待通り(仕様通り?)に機能さえすればカーネルの中身なんて知りたくもないという立場もあるが、わかる説明を聞くのはなかなかおもしろい。
ゼファーは休憩の時に交渉し、10分ほど時間を確保した。何のためか?それは、DreamcastでLinuxが動くのをデモするため。先週Dreamcastを買ったばかりなのにもうLinuxが動いているとはどういうことか。SH4のシリアル端子がそのまま通信ポートに出ているとか、CD-Rでのブートの仕方やビデオ出力のサンプルプログラムを公開している人がいるとか、条件がそろっていたからとはいえ、世界がゼファーを中心に回っているとしか思えない!(やや誇張)
ゼファー、マイクを持って、しっかりLinuxSHについて語りアピール。SH4 EVAボードや、ジョルナダは高価なため敷居が高い事に触れ、今日は新兵器を持ってきました、と。会場からは「もしかしてドリキャス?」の声も。ゼファーがドリキャスを取り出して掲げると、もう、拍手が沸く。そして、起動の実演。
(ドリキャスロゴが出たところで、) [八重樫] これは出て当たり前ですね。
(SEGAロゴが出たところで、) [八重樫] 諸般の事情でセガのロゴが出ています。
などと、軽くジョークをとばすところがまたにくい。
プロジェクターで投影された150インチくらいの画面で、ペンギンロゴと、Linux version ほげほげ以下のメッセージが表示されると拍手喝采となる。---
司会の方が、「今日は高橋さんが主役だったはずなのに、八重樫さんにおいしいところを全部持って行かれてしまいましたね。」と評して場は締めくくられた。
ゼファーの伝説の新たな1ページ。2000年7月15日、Applause記す。
興味ある方は関連リンクをどうぞ。
http://marcus.mangakai.org/dc/
これが噂のアングラパワー。これは...(^^;
http://members.xoom.com/_bITmASTER_/dc-index.html
http://gandalf.doshisha.ac.jp/~kum/works/dc/
http://linuxsh.sourceforge.net/
http://www.hf.rim.or.jp/~yaegashi/index.ja.html
http://webclub.kcom.ne.jp/ma/yaegashi/hogememo/
ところで、YLUGのページは
http://ylug.linux.or.jp/
http://www.ylug.org/
どっちもちゃんと表示されないんですけど。
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2000.07.16(日) 20:27:55
YLUGのページが表示されるようになっている。
カーネル読書会に付いてはこれを参照か。
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2000.07.16(日) 20:29:56
今日は、Windows 2000 をだいぶいじり倒した。これでやっと主力OSとして安心して使えるというものだ。今から別ページにまとめよう。
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2000.07.16(日) 23:18:00
http://www.powerquest.com/support/pm/pm6076.html
こんなんあったのか。
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2000.07.19(水) 01:32:18
G100の件だが、くりすさんにBIOSが飛んだだけでは?という助言をいただく。
画面なしでどうするんだろうと、一瞬悩んだが、PCIのビデオカードを使えばいいことに気づいた。Matrox から必要そうなものをダウンロードして、当てずっぽうで操作したらうまくいった。XXX-X.BIN というのがいくつもあってどれがG100のか分からなかったが、結果的に一発で正しいものを引き当てたらしい。心配なら、
http://grafi.ii.pw.edu.pl/gbm/matrox/biosprog.html
http://www1.mahoroba.ne.jp/~youichi/G200re.htm
これらを見てやれば悩むことはない。
というわけで、G100は一命を取り留めた。G200も治るんじゃないですか?>くりす
しかし、こんなに簡単に飛んでいいんだろうか。熱くなるビデオチップにフラッシュが混載されててこんな有様ではしょうがないぞ。
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2000.07.26(水) 02:14:18
書くことたくさんあるのに書いていない。
Dual PentiumProの呪縛から解き放たれるのが流行っているようなので、日曜日に Dual Socket370 なマザーボードとCPU2個を買ってきた。Athlonマシンで使っているWindows2000環境を丸ごとコピーして、Pentium!!!Dualマシンに繋いで起動したところ、何の問題もなく起動して、新しいハードウェアを認識してくれたので感激。Windows2000は莫大な資金を投資して開発されているだけのことはある。いや、うまくいかなかった例も有ったけど。それはともかく、UniProcessorカーネルで動いているので、MultiProcessorカーネルに換えるにはどうしたらいいんだろうと悩む。マザーのマニュアルや、メーカのサイトを当たっても見つけられず、Microsoftのサイトで検索するも発見できなかったので、思わず悪あがきをしてしまう。hal.dll , kernel32.dll , ntdll.dll , ntkrnlpa.exe , win32k.sys を置き換え/追加して無理矢理MP化。悪あがきで分かったキーワードを元に調べると、MSのサイトで、"multiple processor Windows2000" を検索すれば、 How to Add Support for Multiple Processors in Windows 2000 をさっくり見つけられた事が分かった。なぜ見つけられなかったか? "multi processor Windows2000" としていたから。我ながらだらしないな。
PromiseのFastTRAK100とIBMのDTLA-3070302個で、RAID0 - ストライピングを試す。 hdbench によると、DTLA-3070301個では Read/Writeとも 約35MB/sec 。2台でストライピングすると、Read/Writeとも 約50MB/sec となった。ベンチマークだけではあれなので、Photoshopで、16000x16000 くらいの画像を操作してみる。仮想記憶ディスクに1.5Gくらいの作業ファイルが出来ており、ちゃんとディスクが使われていることが分かる。この状態で画像をスクロールさせてみたり、フィルタをかけてみたりした。もうディスクを使っているという気がしないくらい速い(やや誇張)。ともかく速いことは分かった。しかし、Photoshopがメモリを使いすぎたせいかなんなのか、Windows2000の挙動が怪しくなった。DNSが引けない等の諸症状が出てとても怪しい。Photoshopを終了すると治った。似たような症状はときどき起こるきがする。いつもなにかのアプリケーションを終了すれば治って再起動が必要になるところまでは行かないのだが、これにはちょっと不満だ。サービスパックが出て治るといいんだが。
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2000.07.27(木) 02:00:17
Documents and Settings について調べた。
http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q236/6/21.ASP
"Entire Folder" の項にインストールしたあとで手動で変える方法が書いてあるには書いてあるが、検索して一致するものを全部変えろなんてことをさらっと言っている。まぁそんなことだろうと思った。
インストール時に設定するには、winnt.exe , winnt32.exe の /unattend オプションに専用の設定ファイルを与えてやる必要があり、その記述の仕方は、Windows 2000 の CD-ROM の support\tools\deploy.cab の中の unattend.doc を参照しろとのこと。support\tools\support.cab の中の deploy.chm の中の Windows 2000 Upgrade and Installation\Automating Server Installation and Upgrade\Preparing for Installation は読んだ方が良さそう。
設定ファイルの作成を手伝ってくれる Setup Manager とかいうツールがリソースキットにあるらしい。