dvi2ps-2.0j-beta3 について
- ftp://ftp.math.s.chiba-u.ac.jp/tex/ にあります。
- VFlib 対応たそうです。
- 以前のバージョン+パッチでは、ASCII日本語TeXの 日本語tfm ファイルとVFlib のフォントを直接結び付けて使うことが出来なませんでしたが、それができるように
なっています。
- fontdesc ファイルの設定について、
doc/fontdesc.doc を読めばわかるのですが、わかりにくいと思うので、
ちょっと書いておきます。
fontdesc ファイルは、.dvi ファイル内で名前とサイズで指定されている各フォントを
どのように扱うかを定義するファイルです。
フォントの種類は、pkフォント、tfm を持つプリンタ内蔵フォント、
jfm(ASCII版) あるいは jstfm(NTT版) を持つプリンタ内蔵フォント、
jfm(ASCII版) あるいは jstfm(NTT版) を持つVFlibフォント、などです。
dvi2ps に -d オプションを付けて実行すると、各フォントについて
どのファイルを開こうとしているかのデバッグ情報が表示されるので、
fontdesc ファイルを少し変えてはしては確認し、ゆっくり設定していく
のがいいでしょう。
- pkフォント
pkフォントに必要なファイルは、拡張子が .pk のファイルだけです。
fontdesc ファイルに必要なレコードは次の様な1行だけです。
font pk * 0 /usr/local/lib/tex/fonts/pk600dpi/%f.%mpk
この行より前に次のような行があると失敗します。
font tfm * 0 /usr/local/lib/tex/fonts/tfm/%f.tfm
%f には、フォントの名前が、%m にはフォントのサイズが入ります。
dvi2ps を -d オプション付で実行したときに、
trying to access /usr/local/lib/tex/fonts/pk600dpi/cmr10.1493pk
Font file for cmr10 found
のように、font pk ... のレコードで指定した パス でフォントが
見つかっていれば成功です。
font tfm ... の行が先にあると、
trying to access /usr/local/lib/tex/fonts/tfm/cmr10.tfm
Font file for cmr10 found
となり、この場合 cmr10 は プリンタ内蔵フォントとして認識されてしまいます。
- プリンタ内蔵日本語フォント
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