M a t h e m a t i c a
知っておくと便利なこと

 



文字サイズの変更

デフォルトの文字サイズは少々小さく、 Mathematicaの使い方を勉強しようという時には 使いにくいと思うことでしょう。 文字の大きさを変える方法、そして、それを 次回の起動の時にも有効にする方法を紹介します。

  1. Mathematicaを起動する。
  2. メニューの Style − Edit Styles... を実行


    図1

  3. “Styles for 〜 ”というウィンドウが開くので スクロールさせて、This is the Input Style. という文字列が見えるようにする。


    図2

  4. This is the Input Style. 以下5行を選択する。
    (ウィンドウ内の右側にある“]”のならんでいる部分で 左ボタンを押しながらマウスを動かす。)


    図3

  5. “Styles for  〜 ” ウィンドウのメニューの Style  Size から 好きなサイズを選ぶ。(18 Point くらいがよいと思う)




    図4,5

  6. “Styles for  〜 ”ウィンドウを閉じる。
    File  Close 等で)
  7. メニューの File  Save As... Normal.ma という ファイル名で保存する。

これで、起動すると自動的にNormal.maが読み込まれ、 文字のサイズが設定されるようになります。


スクロールバーに追従してスクロール

デフォルトの状態では、スクロールバーをマウスでドラッグしても、 ウィンドウの中身は、ボタンを離すまで動いてくれません。
そこで、

メニューの Edit  Preferences  Display... を選び、出てくるダイアログボックスのチェックボックス Real-time scrollbar をチェックする。

とします。これで、スクロールバーをドラッグするとそれに あわせてウィンドウの中身もスクロールしてくれるようになります。
(この設定は .math22prefs.mb というファイルに 自動的に保存されます。)


グラフィックを別のウィンドウに表示

グラフィックを出来るだけ大きく表示したいとき、別のウィンドウに 表示出来ると便利ですよね。その方法を紹介しましょう。

まず、

olps=Display["!olps",#]&

としておきます。それから、

olps[Graphics[Circle[{0,0},1],AspectRatio->1]]

としてみてください。 ウィンドウが現れグラフィックて○が表示されれば、O.K.です。
ふつうは、

olps[%]

として使うのがいいでしょう。

X端末のメモリを大量に必要とするアプリケーション(Netscape等)と、 同時に実行した場合は、余り大きくできません(大きくしすぎると 強制的に終了させられてしまいます)。 X端末のメモリが十分にあれば、 画面いっぱいに広げることもできます。


Mathbook

Mathematica の関数などの説明を表示する専用のツールで、 Mathbook というのがあります。
起動するには、Mathematica を起動するのと同じように、kterm などで、

mathbook &

と入力します。
後は知りたい項目についてクリックするだけです。





Applauseこと 寺川 愛印(Ein Terakawa)
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