1999/05/14 02:44 作成
2002/03/28 02:36 更新
Neptune-X
Network Interface Card for X68000
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X68000用LANカード、Neptune-X を自作しました。

動機

 最近PCの拡張カード自作の必要性を強く感じているのですが、 コンピュータのバスに繋ぐようなものを作った経験がなかったので、 いきなりPCIに挑んだのではいかにも問題にぶち当たって挫折しそうです。 かといって、いまさらC-BUSやISAのカードを作ってもつまりません。 そんなところにCYCさんから、あこがれのパーソナルワークステーションX68000 XVI を譲ってもらうことなったのです。

ワークステーションなのにネットワークにつながらない! これはもう作るしかありません。

写真

表 : 部品面
TQFP100 パッケージ(下)の半田付けはパターンが剥がれそうになって泣きそうでした。 ロジックは全てCPLD内部で組まれています。
CPLDは、XILINXのXC95144 を使用しています。 かなり役不足ですね。怒らないでください。

裏 : はんだ面
UEWを使っているのですっきりした感じになっています。
余った場所には何を載せましょう。メモリ?、シリアル?、PC-CARD?、USB? 夢は膨らむばかりですね。

背面 : X68000に装着
Ethernetケーブルもトランスルーセントが流行りです。

残骸 : 犠牲となったNE2000クローン
RTL8019ASを使ったLANカードから部品を取りました。 RTL8019ASは、RTL8019にバッファ用SRAMを内蔵したもので、 部品点数がとても少ないです。 チップ部品以外全部利用したので、成仏することでしょう。 基板も、IRQルーティングの実験のために利用されています。

その他

一応データを置いておきます。とりあえずは、CPLDのソースだけ。 XilinxのCPLDスタータキットで使えると思います。(F1.4 では確認。)
ABELソースファイル CTLファイル Makefile

Shi-MAD氏より 製造番号57番 を頂いています。

リンク

最後に

電子工作をする人間ほどインターネットの恩恵を受けている者はいないでしょう。
Web上に有用な情報を公開してくださっている多くの皆様に感謝致します。
また、ここに掲載されている写真を撮るために Olympus C-2000ZOOM を快く貸して下さったあぶらさんに感謝致します。


E-mail: applause@elfmimi.jp
Applause こと 寺川 愛印